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環境学研究科は、環境をテーマとするわが国初の本格的な文理融合型の研究科として、 平成13年4月に創設されて以来、本年度で5周年を迎えました。これを記念して、 11月24日(金)に式典・祝賀会が挙行されました。 また、持続可能な交通と都市を築き上げるための研究を国際的連携の下で推進すべく、 本年4月に設立された「附属交通・都市国際研究センター」の設立記念シンポジウムも併せて開催されました。
まず、環境総合館レクチャーホールにおいて 「交通・都市国際研究センター設立記念シンポジウム 〜交通と都市の持続のための技術と政策〜」が、 240名の参加を得て開催されました。 基調講演として、カリフォルニア大学バークレー校都市地域学科長のRobert Cervero氏が 「公共交通と持続的都市:世界の経験」と題し、アジア大都市圏での公共交通政策について、 これと対比的に、トヨタ自動車(株)常務役員の重松崇氏が「人と自動車の未来」と題し、 人による運転の安全支援の先端技術開発の見通しについて講演しました。
午後は、「交通技術と研究の展望」および「交通・都市政策と研究の展望」を テーマとするパネルディスカッションが、 安井至国連大学副学長および浅野直人福岡大学法学部教授をコーディネーターとして行われました。 中央官庁や研究機関、産業界から招かれたパネリストが、 研究への取り組みやニーズを紹介するとともに、 センター教員からも研究内容が紹介され、 その目指すべき研究の方向性について活発な議論が交わされました。
引き続き、「環境学研究科創設5周年記念式典」が、 102名の参加を得て挙行されました。林良嗣環境学研究科長による式辞、 平野眞一総長の挨拶に続き、来賓祝辞として、辰野裕一文部科学省大臣官房審議官、 小林光環境省官房長、稲垣隆司愛知県副知事、松原武久名古屋市長、 土屋良文中部経済連合会常務理事事務局長、John Blackシドニー大学教授から、 環境学研究科の今後の研究教育・社会貢献に対する様々な期待や激励の言葉をいただきました。
グリーンサロン東山で開催された祝賀会では、 山本進一副総長による挨拶の後、 環境学研究科創設に尽力した松尾稔前総長・名古屋都市センター理事長による祝辞、 清水哲太トヨタホーム(株)代表取締役会長による乾杯の発声の後、 イスラム・カーン特任教授、藩海嘯同済大学教授のスピーチとともに、 同済大学学長、UCバークレー交通研究所長、世界資源研究所交通センター長、 世界交通学会会長のメッセージが伝えられ、研究科内外の85名が和やかに歓談しました。