一宮市と「連携・協力に関する協定」を締結

環境学研究科は、一宮市と「連携・協力に関する協定」を結ぶこととなり、2024年7月9日(火)に一宮市役所本庁舎6階の市長応接室にて協定締結式を開催し、中野正康市長と環境学研究科長の横山智教授が参加しました。

一宮市は、名古屋市と岐阜市の中間に位置する人口約38万人、面積約113.8km²の地域であり、繊維産業を基盤として発展してきました。市内には、名神高速道路と東海北陸自動車道の結節点である一宮ジャンクションと9つのインターチェンジがあり、JR東海道本線、名鉄名古屋本線・尾西線の3路線の鉄道が整備されています。2021年に中核市に指定され、県から環境・まちづくりなど幅広い分野の権限移譲が行われる中で、持続可能な地域づくりの推進とそれに対する支援が重要視されています。

持続的共発展教育研究センターの加藤博和教授は、2007年より一宮市地域公共交通会議委員として、2022年からは会長として一宮市地域公共交通の維持・活性化に一貫して取り組んできました。地域の皆さんの移動手段を確保するため一宮市職員と協力し、市内バス(名鉄バス、i-バス)やi-バスミニといった地域交通や、「一宮おでかけバス手形」の利便性と経営効率の向上に努めてきました。この協力関係を背景に、環境、観光等も含めたより広範な分野での協力関係を構築するため、今回連携協定を締結しました。

協定締結式において、中野市長から「名古屋大学の協力を得て、一宮市の良さを生かした将来のまちづくりを考えていきたい」とお話があり、横山研究科長は、「環境学研究科には多くの分野の専門家が集まっており、日々新しい試みを行っている。学術研究活動で培われた知見を活かし、一宮市のまちづくりを共に議論していきたい」と抱負を述べました。今後は、持続的共発展教育研究センターが事務局を務める「世界気候エネルギー首長誓約」プロジェクトを通した連携を視野に入れながら、一宮市の持続可能なまちづくりの推進に貢献できるよう努めてまいります。

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