研究

受賞

2026年 受賞

優秀発表賞

受賞者
佐々木 文海(M1、担当教員:谷川 寛樹)
受賞日
2026年5月23日
題目
全国における橋梁ストック構造材の資材投入原単位と建設資材ストック推計
今回の受賞について一言
この度は,このような栄誉ある賞をいただき,大変光栄です。ご指導いただいた先生方をはじめいつも支えてくれた研究室の皆様に,心より感謝申し上げます。これからも精一杯取り組んでいきます。
受賞理由
本研究は,マテリアルストック研究においてこれまで十分に行われていなかった橋梁に着目し,日本全国を対象に資材投入原単位の設定と資材蓄積量の推計を行ったものです。既往研究にない橋梁ストック構造材の蓄積量について基礎データを構築したことは,今後のインフラ資源管理の研究に一助するものと考えています。加えて,指標に関与物質総量を用い、これまでに投入されてきた資材の環境負荷を,採掘活動量に換算して包括的に推計・評価を行いました。これらの結果が,ストック型社会の実現に向けて意義ある研究だと評価していただけたものと受け止めています。

日本建築学会東海支部 日本建築学会東海賞

受賞者
小倉畑 昂祐
連名受賞
李 燕、小松 尚
受賞日
2026年2月23日
題目
廃病院の暫定利用事業「Les Grands Voisins」における既存公共建築の空間整備の特質に関する研究
今回の受賞について一言
本研究は、フランス・パリの旧Saint Vincent de Paul病院を活用した暫定利用事業「Les Grands Voisins(LGV)」を対象に既存公共建築の空間整備の特質について明らかにしたものである。名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。日頃よりご指導、ご支援いただいている皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
受賞理由
人口減少により遊休化した公共施設の活用が大きな課題である我が国において、本研究で示す暫定利用手法は、都市再生のモデルケースとして非常に高い価値を持つ。特に、行政のみならず市民や専門家など多様な主体が協働するプロセスは、地域の実情に合わせたきめ細やかな再生を実現する上で不可欠である。よって、今後の政策立案やプロジェクトにおいて大いに参考にされると思われる。更に、暫定利用による都市再生は世界的な潮流とも言え、パリの先進的な事例を詳細に分析した本論文は、国際的にも注目される。特に、社会的弱者の支援という福祉的側面と、地域に開かれた魅力的な公共空間の創出という文化的側面の両立といったLGVの取り組みは、多くの都市が抱える課題への有効な解決策を示唆するものである。このように、国内外に対し論文の与える影響力及び将来性は、日本建築学会東海賞に十分に値すると判断した。(野沢英希(東海賞選定委員会/委員長):2025年度 日本建築学会東海賞 受賞者の発表, 日本建築学会建築雑誌2026年4月号, pp.51-52, 2026.04 より受賞理由部分を抜粋)

公益財団法人日本科学協会・日本財団 2025年度笹川科学研究奨励賞

受賞者
齋藤 虹南(D2、担当教員:並木 敦子)
受賞日
2026年4月17日
題目
天然溶岩と模擬実験から探る溶岩ドーム崩落型火砕流における溶岩の破砕
今回の受賞について一言
日本科学協会笹川科学研究助成において、数ある研究課題の中から選出いただき、大変光栄に存じます。研究をご指導いただいた並木敦子先生をはじめ、関係の皆様に心より感謝申し上げます。本研究が、火山噴火災害の軽減に少しでも寄与できれば
受賞理由
本研究では、溶岩ドーム崩落型火砕流における溶岩の破砕機構及び破砕後に生成される粒子の流動様式の解明を目的として、溶岩の内部構造観察、同溶岩の圧縮実験、並びに火砕流の模擬実験を実施した。その結果、溶岩内部では大きな結晶の周囲に大きな空隙が存在し、破砕時にはこれらが弱線として機能して亀裂の進展を促進すること、弱線が不規則に分布することで多様な粒径の火砕物が生成されること、粒径及び空隙率の異なる粒子の混合により、火砕流が遠方まで到達しやすくなることが示唆された。受賞者の選考基準は以下のとおりである。「受賞者の選考には、単に研究の内容や成果だけに捉われることなく、研究に取り組む真摯な姿勢や、研究遂行のための努力など、研究者の資質という面も評価しています。」(日本科学協会HPより引用)

日本建築材料学会 優秀学生賞

受賞者
阪峯 瑞希(M2、担当教員:五十嵐 豪)
受賞日
2026年3月5日
題目
電子顕微鏡観察を用いた木材のミクロ構造とせん断破壊挙動に関する基礎的検討
今回の受賞について一言
大変光栄に思います。日頃よりご指導、ご支援いただいている皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
受賞理由
修士論文が日本建築材料協会 優秀学生賞選考委員会において受賞にふさわしいと認められたため。

令和7年度土木学会中部支部研究発表会 土木学会中部支部優秀講演者賞

受賞者
東方 柚葵(M2、担当教員:加藤 博和)
連名受賞
加藤 博和、松原 光也
受賞日
2026年3月6日
題目
地域交通法に基づく協議会における鉄道協議の実態調査
今回の受賞について一言
このような賞をいただくことができ非常に光栄です。指導していただいた加藤先生、松原研究員に感謝申し上げます。
受賞理由
優れた研究成果を発表したため。

日本建築材料学会 優秀学生賞

受賞者
市川 大貴(M2、担当教員:五十嵐 豪)
受賞日
2026年3月5日
題目
高温加熱を受けたセメント硬化体の再水和膨張・崩壊挙動に関する基礎的検討
今回の受賞について一言
大変光栄に思います。日頃よりご指導、ご支援いただいている皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
受賞理由
修士論文が日本建築材料協会 優秀学生賞選考委員会において受賞にふさわしいと認められたため。

日本森林学会 Journal of Forest Research Award 2026 (Journal of Forest Research 論文賞 2026)

受賞者
平野 恭弘 教授
連名受賞
藤堂 千景、谷川 東子、池野 英利
受賞日
2026年3月16日
題目
Intraspecific variation in root system structure in a Pinus thunbergii stand grown in a gravelly spit coast(礫質砂嘴海岸に生育するクロマツ林根系構造の種内変動)
今回の受賞について一言
Journal of Forest Research誌で出版された年間に数ある原著論文の中から選出され大変光栄に思います。野外調査を支えていただいた樹木医大橋成友さんはじめ皆様に心から感謝をいたします。海岸林の減災機能を高める一助になれば幸いです。
受賞理由
Journal of Forest Research論文賞は年間50本以上の国際英語論文から選ばれる最優秀論文である。本論文は、海岸林の樹木について大きな根系の3次元構造を維持したまま掘り取るという他に類を見ない方法のみならず、デジタル画像から3次元根系構造を復元し、土壌特性とともに構造と要因を解析するという手法を確立した点でオリジナリティが高く評価された。大きな根系を実験室に持ち帰り解析することは困難であったが、本手法によりデジタルデータ保存と再解析を可能とした点もモニタリングの視点から画期的である。著者らのデータを既存文献とともに、クロマツの根の最大深さは樹高から推定できることを示した点で、津波耐性など海岸林の減災機能を評価するという緊縛の課題に応用可能な点で評価が高い。以上の理由から本論文がJournal of Forest Research論文賞2026としてふさわしいとして表彰された。

海と地球のシンポジウム2025 ポスター発表 優秀賞

受賞者
二村 康平(D3、担当教員:道林 克禎)
受賞日
2026年3月11日
題目
中央インド洋海嶺Marie Celesteトランスフォーム断層の岩相と構造
今回の受賞について一言
この度は、研究船を利用する多様な分野における成果発表を行う場である「海と地球のシンポジウム」において、優秀賞をいただくことができ、大変光栄に思います。今回の受賞を励みに、より一層研究活動に精進していきたいと思います。ありがとうございました。
受賞理由
海と地球のシンポジウム2025のポスター発表において、発表内容が優れていたため。

環境科学会 2026年論文賞

受賞者
山本 あゆ夏(M2、担当教員:齋藤 仁)
受賞日
2026年2月
題目
山本 あゆ夏・齋藤 仁(2025)サンゴ群集衰退の原因となる赤土流出の陸域環境要因とその空間的・季節的差異—石垣島・西表島を対象として—, 環境科学会誌:38(5), pp.97-108.
受賞理由
環境科学会誌2025年38巻5号に掲載された本論文は,石垣島および西表島を対象に,サンゴ群集衰退の要因となる赤土流出について,流域単位で陸域環境要因とSPSS値(海域底質中懸濁物質含有量)との関係を解析した研究である。地形および土地利用データを統合し,機械学習を用いて空間的・季節的差異を明らかにした点に新規性がある。特に,牧場や水田など従来注目されてこなかった土地利用の影響を示した点は独創的であり,サンゴ礁保全に資する有用な知見を提供している点が評価されたため。