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受賞

2024年

2024年度 日本地球化学会第71回年会 学生奨励賞

受賞者 宮木 裕崇(M2)

連名受賞 角皆 潤、中川 書子、伊藤 昌稚

受賞日 2024年9月20日

題 目 火山噴煙中の水蒸気同位体組成に観測された火山放出水蒸気の部分凝縮・除去の証拠

受賞理由
活動的な火山から放出される水蒸気の一部が、噴煙中で凝縮・除去されていることを、水蒸気の同位体組成観測から発見し、これを報告したもので、修士課程もしくはそれ以下の学生による研究発表の中で特に優れた発表と評価されたことで受賞した。


2024年度 日本地球化学会第71回年会 学生優秀賞

受賞者 高田 幸太郎(M2)

連名受賞 角皆 潤、中川 書子、伊藤 昌稚

受賞日 2024年9月20日

題 目 水素同位体比を指標に追加した外洋表層水中の過剰メタンの起源の解明

受賞理由
外洋海水中の過剰メタンの起源に関して、沈降粒子がその主要起源であることを、メタンの炭素・水素同位体組成観測から論証した。全学生の研究発表の中で特に優れた発表と評価されたことで受賞した。


日本建築学会 ISAIA Academic Session Award

受賞者 Yan Luyao(博士研究員、受入教員:小松 尚)

連名受賞 Li Yan, Komatsu Hisashi

受賞日 2024年9月12日

題 目 Coexistence of Elderly Residents in Community Common Spaces in Residential Areas in China

今回の受賞について一言
ISAIA国際会議に発表して、D-22セッションの「Academic Session Award」を受賞した。

受賞理由
ISAIA国際会議にて、「Coexistence of Elderly Residents in Community Common Spaces in Residential Areas in China」というテーマで研究の発表を行った。「講演内容の論理性」、「わかりやすさ」、「研究の意義」、「将来の発展可能性」、「Q&Aセッションの交流」という五つの項目に基づいて、1点から10点までの採点基準において、D-22セッションの最高得点を獲得した。採点の結果、D-22セッション(Urban planning for an Aging society)の「Academic Session Award」が選出された。


環境科学会 優秀研究企画賞(富士電機賞)

受賞者 山崎 潤也 助教

受賞日 2024年9月9日

題 目 市街地のSSP・RCP別将来像を対象とした気候変動下の夏季温熱環境予測

今回の受賞について一言
この度は名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。本賞をご支援いただいた富士電機株式会社様をはじめ、研究にご協力・ご助言いただいた先生方に深く御礼申し上げます。

受賞理由
気候変動影響評価に関する研究企画が、環境科学の発展に貢献するものとして評価された。気候変動下の都市空間を対象とした温熱環境予測の研究は昨今発展しており、SSP(共通社会経済シナリオ)とRCP(代表的濃度シナリオ)の枠組みが用いられている。しかし、従来の研究では気象条件予測の精度向上に焦点が当てられ、市街地形態の将来変容については専ら仮定的であった点が課題であった。それに対し、環境工学と都市計画学の知見を連携させ、将来的な気象条件と市街地形態を同じシナリオ枠組みの下で設定する研究企画が評価され、この度の受賞に至った。


2024 Joint ISIE Socio-Economic Metabolism and Asia-Pacific Conference Third Prize in the Poster Presentation

受賞者 永田 聡太(M2、担当教員:谷川 寛樹)

連名受賞 谷川 寛樹、白川 博章

受賞日 2024年8月27日

題 目 Exploring concrete circularity potential from buildings in Japan using high-resolution material stock and flow analysis

今回の受賞について一言
2024 Joint ISIE Socio-Economic Metabolism and Asia-Pacific Conferenceのポスターセッションにおいて、3位の賞をいただいたこと、大変光栄に存じます。本研究にあたっては共著者の先生方と研究室の皆様に大変なご協力・ご支援をいただきました。また、学会では多くの研究者の方に大変やさしくアドバイスをいただきました。今後も研究活動に励んでいきます。お世話になった方々に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

受賞理由
本研究は、建物単位での資源の蓄積、排出、投入の推計から、全国的に高解像度で資源の蓄積・代謝傾向を明らかにしたものです。高い空間解像度で広範囲の資源の代謝を把握した研究は珍しく、また地域と密接に結びついた環境問題について考える上で重要なものです。本研究は様々な問題同士のつながりを考える社会経済代謝分野においてインパクトをもつ研究であり、特に結果を一枚の図で明確な形で示したことで、多くの方に興味を持っていただけました。ポスター発表では日本地図を用いて結果を示し、図を見ながら参加者の方々と様々な議論を行ないました。ポスターについては、作成の時から、研究内容をわかりやすく伝えることを意識し、目的や手法、結果を視覚的に構造が理解できる形で配置しました。わかりやすい発表として評価を受け、受賞につながりました。


名古屋大学 第14回「企業と博士人材の交流会」最優秀賞

受賞者 中野 誠之(D2、担当教員:熊谷 博之)

受賞日 2024年8月23日

題 目 水蒸気噴火発生予測と災害軽減に向けた地震学的研究

今回の受賞について一言
このような素晴らしい賞を頂けたこと、大変光栄に思います。今後も、私の研究の魅力や重要性を多くの方々に伝えられるよう、研究活動に一生懸命取り組んでまいります。

受賞理由
第14回「企業と博士の交流会における博士人材のポスター発表委において、参加企業よりポスターのデザイン・プレゼンテーションともに極めて優秀であると認められたため


第78回セメント技術大会優秀講演者賞

受賞者 伊神 竜生(M2、担当教員:五十嵐 豪)

連名受賞 丸山一平、五十嵐豪、Aili Abudushalamu

受賞日 2024年7月1日

題 目 乾燥されたセメント硬化体の空隙構造をイソプロパノールを用いて取得する手法の検討

今回の受賞について一言
このような賞を頂けたことを非常に光栄に思います。発表を通して質問や参考意見を多くいただいたので、今後の研究活動に生かしていきたいと思います。

受賞理由
第78回セメント技術大会における講演が、審査の結果優秀であると認められたため。


第46回コンクリート工学講演会年次論文奨励賞

受賞者 伊神 竜生(M2、担当教員:五十嵐 豪)

連名受賞 丸山一平、五十嵐豪、Aili Abudushalamu

受賞日 2024年6月28日

題 目 炭酸化前及び炭酸化途中の自由水がセメント硬化体の炭酸化反応に与える影響

今回の受賞について一言
投稿論文及び講演内容に対してこのような賞を頂けたことを非常に光栄に思います。引き続き研究活動に励みたいと思います。

受賞理由
第46回コンクリート工学講演会における論文及び講演が、審査の結果優秀であると認められたため。


日本地質学会中部支部 優秀発表賞

受賞者 大嶋 俊介(M1、担当教員:竹内 誠)

受賞日 2024年6月22日

題 目 山梨県に分布する甲斐駒ヶ岳花崗岩体の古地磁気方位と地質学的意義

今回の受賞について一言
このような賞をいただき大変嬉しく思っております。本研究でお世話になった方々に深く感謝します。今回の受賞を励みに、今後の研究も精一杯取り組んでいきたいと思います。

受賞理由
甲斐駒ヶ岳花崗岩体から初の古地磁気方位の報告と、それらを担う強磁性鉱物の推定において本研究のオリジナリティが評価された。また、プレゼンテーションにおいてポスターのレイアウト、わかりやすさや美しさなどが評価されたため。


日本地質学会中部支部優秀発表賞

受賞者 松﨑 茜(M2、担当教員:纐纈 佑衣)

受賞日 2024年6月22日

題 目 三波川帯渋川地域北西部の変成温度構造

今回の受賞について一言
表彰していただけてとても嬉しく思います.これからも成果が出せるよう精進いたします.

受賞理由
炭質物ラマン温度計を用いて愛知県新城市の三波川結晶片岩の変成温度を算出したことが評価されたため。


日本地質学会中部支部 2024年支部年会 優秀発表賞

受賞者 松山 和樹(D1)

受賞日 2024年6月22日

題 目 幌満カンラン岩体の構造発達過程

今回の受賞について一言
卒業研究から継続して研究してきた内容が認められたことはとても嬉しく思います。

受賞理由
受賞者は幌満カンラン岩体における研究を学部4年時から3年間続けており,成果の一部は国際誌にも掲載されている(Matsuyama and Michibayashi 2023 Journal of Geodynamics)。本講演ではこれまでの研究成果に加え、1960年代から2010年代に同地域で実施された地質学及び地球物理学分野の先行研究を包括的にまとめて議論したことが高く評価され、優秀発表賞を受賞した。


地質学会中部支部優秀発表賞

受賞者 荻野 竣右(M1、担当教員:纐纈 佑衣)

受賞日 2024年6月22日

題 目 炭質物ラマン温度計で用いる新しい試料形態の比較検討

今回の受賞について一言
従来の研究手法の検証研究であるため、その価値が伝わり評価されたことを非常にうれしく思います.

受賞理由
従来よく用いられている炭質物ラマン温度計という変成岩の比熱温度を推定する手法の詳細な検証が評価されたため。


日本地質学会中部支部優秀発表賞

受賞者 奥脇 健生(M1、担当教員:道林 克禎)

受賞日 2024年6月22日

題 目 オマーンオフィオライトマントルセクションの構造要素の鉛直変化

今回の受賞について一言
今回の受賞を励みにして、今後の研究活動も精進してまいります。

受賞理由
受賞者は、円柱状掘削コアの取得データに対して回転処理を行うことで掘削前の構造を復元するという手法を考案し、本手法をオマーン掘削コアに適用することにより最上部マントルにおけるマントル対流の速度構造に新たな示唆を与え、また、アセノスフェア-リソスフェア遷移領域における結晶方位の変化の様子を示したことが評価された。


日本地質学会中部支部優秀発表賞

受賞者 井上 創(M1、担当教員:道林 克禎)

受賞日 2024年6月22日

題 目 フィリピン海四国海盆土佐メガムリオンカンラン岩の結晶方位分析による構造岩石学的特徴の解明と形成過程の考察

今回の受賞について一言
この度,優秀発表賞をいただけたこと大変光栄に思います.今回の発表は,卒業論文を基にした発表でありその成果を評価していただけたことを大変嬉しく思うと同時に,研究指導をいただいた道林先生ならびに議論していただいた研究室の皆様に深く感謝いたします.今後,今回の受賞を糧にし,研究により励みたいと思います.

受賞理由
発表が優秀であると認められたため受賞した.フィリピン海四国海盆土佐メガムリオンのカンラン岩を構造岩石学的観点から研究し,土佐メガムリオンの構造発達過程の解明に貢献したことが評価された.


2024年日本コンクリート工学会賞 論文賞

受賞者 Aili Abudushalamu 助教

連名受賞 丸山一平、Vandamme Matthieu

受賞日 2024年6月18日

題 目 Thermal Expansion of Cement Paste at Various Relative Humidities after Long-term Drying: Experiments and Modeling

今回の受賞について一言
このたびは日本コンクリート工学会賞を頂き、誠に名誉に思います。この賞は、共通著者の丸山教授、Vandamme教授の丁寧に指導していただいたおかげで受賞することができました。環境学研究科皆様のお力添えもあってこその賞だと思っております。今後も努力して研究科に貢献できるように教育・研究に励んでまいります。

受賞理由
本論本は、長期乾燥を受けたセメントペーストの熱膨張係数の測定結果を示すとともにその予測モデルを提案したものである。様々な相対湿度で長期乾燥した低熱ポルトランドセメントペーストの熱膨張係数を測定し、熱膨張係数に対してセメントペーストの相対湿度と微細構造の変化が影響することを明らかにしている。その上で、微細構造の変化を考慮し、間隙水を自由水と吸着水と分けることで、間隙圧の変化とそれに対応するひずみを計算し、そこから熱膨張係数を求める精度の高いモデルを提案している。
長期乾燥を受ける既設構造物のコンクリートは乾燥によって微細構造が変化し、熱膨張挙動が変化する。そのためこのような構造物の維持管理において本研究の知見は有用かつ重要な情報となる。
以上のように、本論文の研究成果は学術的・工学的に価値が高く、コンクリート工学の今後の発展に貢献するところが大きい。よって、ここに日本コンクリート工学会賞(論本賞)を贈るものである。


第69回土木計画学研究発表会 優秀ポスター賞

受賞者 佐藤 千江(D2、担当教員:加藤 博和)

連名受賞 加藤博和

受賞日 2024年5月26日

題 目 観光業と連携した地域内交通手段創出に向けた一提案 - 三重県鳥羽市相差町を事例に -

今回の受賞について一言
この度は栄誉ある賞をいただき、大変嬉しく思います。
本発表は、当研究科博士後期課程の臨床環境学研修(共発展センター担当の授業)にて実施した研究の成果を学会にて発表したものです。
資料収集や調査の際に熱心にご指導いただきました先生方、誠にありがとうございました。
また、調査にご協力いただきました鳥羽市相差町、鳥羽市役所の皆様に心より感謝申し上げます。

受賞理由
第69回土木計画学研究発表会・春大会のポスターセッションにおいて、学生(博士学生含む)によって発表された研究のうち、優秀なものと認められたため。


Waste Management Symposia WM2024 Superior Paper Award

受賞者 五十嵐 豪 准教授

連名受賞 国立環境研究所 山田一夫 博士、東京大学 丸山一平 教授 ほか7名

受賞日 2024年5月24日

題 目 Attempts to Estimate the Amount of Contamination by Cs and Sr in Cracked Concrete Considering Realistic Contamination Conditions


エネルギー・資源学会 第13回学会貢献賞

受賞者 白木 裕斗 准教授

連名受賞 藤野純一氏(地球環境戦略研究機関)ほか23名

受賞日 2024年8月6日

題 目 ワークショップ創設当初から企画・運営を受け継いできたことによる貢献

受賞理由
エネルギー・資源学会では、エネルギー・資源・環境に関する科学技術の発展のために、企画実行委員会および編集実行委員会等の学会活動において、特に好評を博した企画や特集の立案・実施に貢献した方に学会貢献賞を授与することにしている。今回、ワークショップ創設当初から企画・運営を受け継いできたことによる貢献を評価され、白木を含むワークショップ幹事団に学会貢献賞が受賞された。


日本古生物学会 ポスター賞

受賞者 岡村 太路(D2、担当教員:依田 憲)

連名受賞 前田将輝、西村双葉、依田憲

受賞日 2024年6月22日

題 目 姿勢安定性からみる鯨類における背ビレの前適応の可能性

今回の受賞について一言
とても嬉しいです。


一般社団法人 建築設備技術者協会 第12回カーボンニュートラル賞 中国・四国支部

受賞者 鵜飼 真貴子 准教授

連名受賞 宇部市、(株)佐藤総合計画、(株)美建築設計事務所

受賞日 2024年5月31日

題 目 宇部市庁舎一期棟

受賞理由
「あるべき庁舎」の姿を明確にし、産学官の連携体制のもとで、建築・設備計画をまとめ、施工・運用を進めたこと、そして特色ある省エネ・創エネ(グリーン水素燃料電池)・再エネ技術を相互に連携させながら運用し、その結果としてCO2排出量を大幅に削減していることは、地域に根ざしたカーボンニュートラル建築を実現する上で参考になる事例であることが評価された。


建築設備技術者協会 第12回カーボンニュートラル大賞

受賞者 田中 英紀 教授

連名受賞 齋藤 輝幸

受賞日 2024年6月11日

題 目 トヨタ紡織グローバル本社 ~サステナビリティに配慮した省エネ・ウェルネスオフィス~

受賞理由
サステナビリティに配慮した省エネ・ウェルネスオフィスをコンセプトに建設されたトヨタ紡織グローバル本社の建築・設備計画および先進的制御の実装およびその効果が評価された。コンピューテションデザインによるファサードデザイン、地域の再興緑化、既存解体建物の建材リユース活用によるエンボディドカーボンの削減、建築設備として潜熱顕熱分離空調や各種センシングによる省エネルギー制御、太陽光と蓄電池によるエネルギーマネジメント、室温変動制御による知的生産性と省エネルギーの両立を目指した取り組みなどが、今後のオフィスの在り方の参考となると評価された。


建築設備技術者協会 第12回カーボンニュートラル賞 中部支部

受賞者 田中 英紀 教授

連名受賞 齋藤 輝幸

受賞日 2024年5月15日

題 目 トヨタ紡織グローバル本社 ~サステナビリティに配慮した省エネ・ウェルネスオフィス~

受賞理由
サステナビリティに配慮した省エネ・ウェルネスオフィスをコンセプトに建設されたトヨタ紡織グローバル本社の建築・設備計画および先進的制御の実装およびその効果が評価された。コンピューテションデザインによるファサードデザイン、地域の再興緑化、既存解体建物の建材リユース活用によるエンボディドカーボンの削減、建築設備として潜熱顕熱分離空調や各種センシングによる省エネルギー制御、太陽光と蓄電池によるエネルギーマネジメント、室温変動制御による知的生産性と省エネルギーの両立を目指した取り組みなどが、今後のオフィスの在り方の参考となると評価された。


空気調和・衛生工学会 第38回振興賞技術振興賞

受賞者 田中 英紀 教授

連名受賞 鵜飼 真貴子

受賞日 2024年5月10日

題 目 岐阜市庁舎における土壌熱の多面的利用などの環境配慮設計

受賞理由
本業績は、岐阜市の豊かな自然と豊富な地域資源の利活用と調和を目指して建設された岐阜市新庁舎の環境配慮設計と実績値の検証内容が評価された。特に、多面的な土壌熱利用を主眼に置いた再生可能エネルギー熱活用の空調システムやAIを活用した自動制御の導入効果や、自然通風・日射遮蔽・高断熱窓・先進的な人感照明および空調制御により良好な室内環境などが、実測評価とシミュレーションにより緻密に検証されている内容が評価されている。


日本火災学会 学生奨励賞

受賞者 長野 友樹(担当教員:尾崎 文宣)

受賞日 2024年5月26日

題 目 細長比が大きな鋼柱の耐火性能評価 ― 等辺山形鋼の高温座屈耐力と崩壊温度 ―

今回の受賞について一言
この度、奨励賞をいただき光栄に思います。自分の研究に興味を持っていただき、発表を評価していただいたことを大変嬉しく思います。ご指導いただきました先生、実験やプレゼン資料つくりに協力していただいた研究室のメンバーに深く感謝いたします。今回の受賞を励みにして、今後も精進してまいります。

受賞理由
令和6年度日本火災学会研究発表会において発表内容が火災科学の進展発展に寄与する優秀な研究内容であると認められたことによって受賞した。


Nagoya Archi Fes 中部卒業設計展 ファイナリスト&審査員個人賞・金野千恵賞

受賞者 福井 奏都(M1、担当教員:堀田 典裕)

受賞日 2024年3月13日

題 目 Floating Bamboo-Platformーバングラデシュ・ハオール地域における伝統農法を用いた水上農村計画ー

今回の受賞について一言
日本から遠く離れたバングラデシュという馴染みの無い土地での設計でしたが、海面上昇というはっきりとした社会問題に対して、現地の外部環境や伝統農法を活用した水上農村計画を設計することができました。日頃のエスキスを通して指導をいただいた堀田先生、また、本設計を高く評価していただいた金野先生にはこの場を借りて感謝申し上げます。

受賞理由
数回のグループディスカッション・審査を通して、馴染みの無いバングラデシュという土地での社会的問題(海面上昇による水害)、その問題に対する建築設計的解決方法(竹から成るフローティング式プラットフォームの形成・竹造建築)を審査員の皆さんにしっかりと伝えることができ、自身の設計の意図を知ってもらった上で、ファイナリストに選出していただきました。
その後の、ファイナリストプレゼンにおいて、グループディスカッションや審査において伝えきれなかった細かな設計手法や構造、平面・立面構成について説明し、公開ディスカッションにおいて金野千恵さんに高く評価していただき審査員個人賞をいただきました。


Nagoya Archi Fes 中部卒業設計展 個人賞(浅沼宏泰賞)

受賞者 飯田 柚紀(M1、担当教員:堀田 典裕)

受賞日 2024年3月12日

題 目 TRANSFER SQUARE -品川駅舎再編計画-

今回の受賞について一言
表彰して下さった浅沼先生はもとより、指導してくださった堀田先生、制作を手伝ってくださった研究室の先輩、後輩の皆さん、ありがとうございました。これまで以上に努力を惜しまず、楽しみながら、設計を行っていきたいです。

受賞理由
品川駅は、多くの機能が集中し動線が複雑なだけでなく、現在大規模な再開発が行われている場所である。このようなさまざまな背景を持つ品川駅を卒業設計の敷地としたチャレンジ精神が評価された。 また、品川駅が抱える、コンコースが暗くて狭く乗換時には大変混雑するという問題点を、ホーム上部に一枚のスラブからなる乗換広場を作ることによって、シンプルに解決できている点も受賞理由の一つである。


前田記念工学振興財団 山田一宇賞

受賞者 山下 奈穂 助教

受賞日 2024年5月31日

題 目 循環型かつストック型社会の形成に向けた物質ストック関連指標の提案―日本における都市構造物のケーススタディ―

今回の受賞について一言
この度は博士論文の研究内容が山田一宇賞という栄誉ある賞を賜りましたこと、大変光栄に存じます。主査(谷川寛樹教授)・副査(林希一郎教授、森保宏教授、白川博章准教授)の先生方をはじめ、研究室の皆様、ご指導・ご支援をいいただきました多くの方々に厚く御礼申し上げます。また、博士課程の研究は環境省環境総合推進費(JPMEERF20193002、研究代表:谷川寛樹)及び環境省第IV期環境経済の政策研究(研究代表:谷川寛樹)の助成を受けて行われたものであり、橋本征二先生(立命館大学・教授)、醍醐市朗先生(東京大学・准教授)小口正弘先生(国立環境研究所・主幹研究員)、加用千裕先生(東京農工大学・教授)、高木重定様・中西翔太郎様(みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)、Dr. Heinz Schandl・Dr. Alessio Miatto(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization)、Dr. Tomer Fishman(Leiden University)をはじめ、大変多くの方にお世話になりました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。

受賞理由
本研究は、これまで多くの研究でブラックボックスとして扱われていた物質ストックに焦点を当て、都市構造物ストック・フローのデータ整備を通じて、循環型かつストック型社会の形成に資する評価手法の提案を行ったものです。建築物や社会基盤施設などの物質ストックは人間活動を支える必要不可欠な存在である一方、施設の老朽化や人口減少に伴う利用者の減少、空き家などの使用されないストックの増加など様々な課題を抱えています。博士論文の中で取り組んだ研究は、物質ストックと物質フローの相互関係を踏まえた包括的な議論を行う点で廃棄物・資源循環分野において学術的新規性を有しており、持続可能な社会の実現に寄与する論文であると評価されたと考えています。また、複雑な概念や手法を理解しやすいよう簡潔な図表や文章を心がけたことも今回の評価に繋がったのではないかと考えております。


文部科学省 令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞

受賞者 渡邊 誠一郎 教授

受賞日 2024年4月17日


日本地理学会 学会賞(学術貢献部門)

受賞者 鈴木 康弘 教授

連名受賞 伊藤 達雄

受賞日 2024年3月19日

題 目 「持続的社会づくりへの提言―地理学者三代の百年」

今回の受賞について一言
古今書院から出版した拙著「持続的社会づくりへの提言―地理学者三代の百年」は、地理学的視点から社会のあり方を考えたものである。祖父伊藤郷平と伯父伊藤達雄はそれぞれ愛知教育大学と三重大学で、農業地理学と都市地理学の研究を行った。また同時に地域計画や環境共生に関する考えを社会に対して発信した。それらを私の活断層地震防災に関するものと合わせて一冊の書籍にまとめた。このたび拙著が、2025年に創立百年を迎える日本地理学会から評価されたことは大いに勇気づけられる。環境学研究科のテーマと重なる部分が多いので、ご興味のある方にご一読頂けると幸いに存じます。

受賞理由
地域を見据えた細密な実地調査・実証研究に基づく成果と社会への提言による地理学の啓発:両氏は,2023年8月「持続的社会づくりへの提言―地理学者三代の百年」を上梓した.本書では,これまで伊藤郷平・伊藤達雄そして鈴木康弘の3氏がそれぞれ,社会にむけて地理学の視点からは何を発信してきたかがまとめられている.地理学者が社会にどうかかわっていくのかを示唆しており,学術研究に基づく社会への貢献の在り方を示している.伊藤達雄氏は,今日においても三重大学在職中に始まった「都市環境ゼミナール」を主宰し,地域社会に大きく貢献している.また鈴木康弘氏は,現在,日本地理学会災害対応委員会委員長として活躍しており,一般社会に向けての発信も多い.地理学の普及啓発への功績は大きいことから日本地理学会賞(学術貢献部門)にふさわしいと考える.


新学術「地下宇宙」第四回若手研究会 新学術若手研究会優秀発表賞受賞

受賞者 井戸 悠生(M1、担当教員:加藤丈典)

受賞日 2024年3月8日

題 目 億年スケールの鉱物飛跡検出器による未知宇宙線事象探索のための研究開発

今回の受賞について一言
結果が出せるように頑張ります


2024年 日本建築材料協会 優秀学生賞【大学院・大学部門 修士論文】

受賞者 杉本 宙威(M2、担当教員:丸山一平)

受賞日 2024年3月1日

題 目 メソスケール解析による骨材の物性と変質がコンクリートの圧縮強度に及ぼす影響


2024年 日本建築材料協会 優秀学生賞【大学院・大学部門 修士論文】

受賞者 前川 昴輝(M2、担当教員:丸山一平)

受賞日 2024年3月1日

題 目 鉱物テクスチャーとひび割れを考慮した骨材の膨張予測


2024年 日本建築材料協会 優秀学生賞【大学院・大学部門 卒業論文】

受賞者 市川 大貴(B4、担当教員:丸山一平・五十嵐豪)

受賞日 2024年3月1日

題 目 セメント硬化体の液体の接触に伴う微細構造の回復に関する基礎的研究


2024年 日本建築材料協会 優秀学生賞【大学院・大学部門 卒業論文】

受賞者 牛垣 雅也(B4、担当教員:丸山一平・五十嵐豪)

受賞日 2024年3月1日

題 目 真水と海水のコンクリート及びモルタルへの浸透性状に関する一考察


2024年 日本建築材料協会 優秀学生賞【大学院・大学部門 卒業論文】

受賞者 阪峯 瑞希(B4、担当教員:丸山一平・五十嵐豪)

受賞日 2024年3月1日

題 目 吸水過程における木材の含水率及び寸法分布の経時変化の観察手法に関する基礎的検討


2023年度 日本建築学会東海支部 学生優秀学術講演賞

受賞者 蒋 婧(M2、担当教員:小松 尚)

連名受賞 小倉畑昂祐、李燕、小松尚

受賞日 2024年3月1日

題 目 低未利用地での社会実験事業「本町BASE」に関する事例研究 その1 / その2



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