研究地球規模課題

課題1. 気候変動

2020年の気温上昇分布
(1981-2010年の平均値からの差)
温暖化ダウンスケーリングモデル

人類が直面する地球規模課題やSDGs(持続可能な開発目標)のうち、気候変動・地球温暖化はその中心に位置する最重要課題となっています。
地球温暖化は、全球平均の気温上昇だけでなく、大気・海洋循環の変動等を介して、領域的または局地的に、異常高温や豪雨・干ばつなどの異常気象を引き起こすことが懸念されています。とくに、水害等、温暖化に伴って激甚化する自然災害に強く、かつ柔軟に対応できる都市・建築の構築が急務です。
また、一方で、地球温暖化およびそのメカニズムは、大気汚染やオゾン層変動などの大気組成変動、陸域・海洋生態系の変動などとも相互に深く関係するため、多面的・包括的な解明・予測および対策が求められています。

本課題では、気候モデル・地球システムモデルを用いた地球温暖化のメカニズム解明や将来予測を行い、各種物質の排出削減など、温暖化の低減に向けた緩和策を提言するとともに、自然災害に強い建築・都市創出の提案を目指します。

世話人

  • 須藤 健悟 教授
    地球環境科学専攻・大気水圏科学系 大気化学・エアロゾル・気候力学
  • 飯塚 悟 教授
    都市環境学専攻・建築学系 建築・都市環境工学・CFD
学外・海外との連携
  • NASA Jet Propulsion Laboratory (JPL)
  • 海洋研究開発機構
  • 国立環境研究所
  • 東京大学大気海洋研究所
  • 九州大学応用力学研究所

公開シンポジウム・研究会

2021年11月20(土) 14:00 - 16:00 ノーベル賞特別講演会
「気候変動と有機触媒:コンピュータ上に作るもう一つの地球」
シンポジウムは好評のうち終了いたしました